個人年金保険とは？そのメリットとデメリットについて解説 | 保険相談窓口を町田エリアで営み基礎知識からご案内する記事を掲載します

こんにちは！町田にある地域密着型の保険相談窓口「ほけんの相談 町田玉川学園駅前店」です。

本日は老後の資金準備に役立てる事ができる「個人年金保険」についてお話させて頂きます。

日本では少子高齢化が進む中で公的年金だけでは将来十分な生活を送る事が難しくなる可能性があります。そのため個人での備えとして個人年金保険への加入を検討される方もいらっしゃいます。

そこで今回は個人年金保険がどのような保険なのか、そのメリットやデメリットについて解説させていただきます。

■個人年金保険とは？

個人年金保険は、一定期間保険料を支払い、その後保険期間満了時や65歳や70歳など特定の年齢に達した時点から年金として受け取る事ができる保険商品です。年金の受け取り方にも商品によって様々あり、生涯に渡って年金を受け取ることが出来る終身年金や決められた期間だけ年金を受け取る事ができる有期年金、また受取人が亡くなった後にも保証された期間の間は年金が支払われる保証期間付き年金（確定年金）などがあります。

■個人年金保険のメリット

メリット①：老後の資金準備が可能

個人年金保険のメリットとして、老後の資金準備を計画的に行える点があげられます。将来的に公的年金だけでは生活費に不安がある方は個人年金保険を利用するなどして計画的に資金を準備しておく事もおすすめです。

メリット②：保険料控除が利用できる

個人年金保険に加入すると「生命保険料控除」という制度が利用できます。年間の保険料の一定額を所得から控除する事ができるため、納税額の減少にも繋がります。個人年金保険の場合は一般生命保険料控除、もしくは個人年金保険料控除を適用する事ができますが、個人年金保険料控除を適用するためには契約時に個人年金保険料税制適格特約を付加している必要があり、個人年金保険料税制適格特約を付加するためには以下の条件を満たしている必要があります。

• 年金の受取人が保険料を支払う人、もしくはその配偶者
• 年金受取人＝被保険者であること
• 保険料払込期間が10年以上になっていること
• 年金受取開始が60歳以降となっており、年金受取期間が10年以上であること（有期年金や確定年金の場合に限る）

メリット③：体況に不安があっても加入しやすい

一般的な生命保険とは違い、個人年金保険は健康状態に不安がある方でも比較的加入しやすい保険です。というのも、個人年金保険は一般的に死亡保障が手薄で、保険料の払込期間中に被保険者が亡くなった場合にはこれまで払い込まれた保険料相当額が死亡給付金として支払われるような仕組みになっているためです。

■個人年金保険にデメリットはある？

デメリット①：途中解約すると元本割れする可能性がある

個人年金保険は保険料の払込期間中など受取開始前に解約をすると保険料の払込総額よりも解約返戻金が少ない「元本割れ」を起こす可能性があります。特に加入してすぐの早期解約などは元本割れのリスクが高いため、個人年金保険の加入を検討する際には保険料を無理なく支払っていけるかどうかをよく考えておきましょう。

デメリット②：インフレリスクがある

インフレリスクも個人年金保険のデメリットのうちの一つです。決まった利率で運用するタイプの個人年金保険では受け取る事ができる年金額は一般的には固定されています。そのためインフレによって物価が上昇した場合には実質的な価値が目減りしてしまう可能性があります。

■まとめ

個人年金保険は老後の資金準備に活用できる生命保険です。計画的に資産形成を行え節税にも繋がるメリットがある一方、途中解約による元本割れのリスクやインフレのリスクといったデメリットもあります。

個人年金保険は保険料の支払い方法や年金の受け取り方法など、保険商品等によって様々な選択肢があります。

個人年金保険への加入を検討している場合には自分のライフスタイルや将来のビジョンに合わせた最適な商品を選べるよう、慎重に検討しましょう。もし個人年金保険の選び方に迷ってしまうような場合には保険代理店など、知識のあるプロへ相談してみるのも一つの手です。

ほけんの相談 町田玉川学園駅前店では保険に関する相談を幅広くお受けしております。個人年金保険についてお悩み事やお困り事等ございましたらお気軽にご相談ください。