生命保険で「お金借りる」?契約者貸付について解説
こんにちは。ほけんの相談町田玉川学園駅前店です。
弊社は町田の地域密着型の保険代理店で、保険についてお悩みの方やお困りの方のご相談を随時お受けしております。
本日は「生命保険でお金を借りる事が出来る契約者貸付制度」についてお話させていただきます。契約者貸付制度は利用することで急な出費に対応しつつ保険を継続することができる制度です。メリットも多くある契約者貸付制度ですが注意点もありますのでこの記事では保険でお金を借りる事ができる契約者貸付制度のメリットや注意点について詳しく解説させて頂きます。
■保険でお金を借りる事ができる契約者貸付制度
契約者貸付制度とは、生命保険の契約者が保険会社からお金を借りる事ができる制度です。この制度は主に解約返戻金のある生命保険で使用でき、解約返戻金を担保にしてお金を借りる事ができます。解約返戻金とは生命保険を解約した際に受け取る事のできるもので、主に貯蓄型の生命保険の場合に発生します。この解約返戻金を保険会社が担保として貸付を行うため、契約者は保険を解約することなく解約返戻金に応じた金額を借り入れする事ができます。
・利用できる保険の種類
契約者貸付制度を利用できる保険は主に終身保険や養老保険など貯蓄型の保険で、掛け捨て型の定期保険や医療保険などには適用できない場合がほとんどです。保険契約の内容によって利用できる貸付金額や条件が異なるため、加入している保険の詳細を確認することが大切です。
■契約者貸付制度のメリット
・保険を解約しなくてもお金を借りられる
契約者貸付制度の最大のメリットは保険を解約しなくてもお金を借りられる点です。突然まとまったお金が必要になった場合に保険を解約してしまうと保障が無くなってしまい元に戻すことが出来ません。しかし契約者貸付制度を利用することで保険を解約することなくまとまったお金を借りる事ができます。
・審査が不要
契約者貸付制度は一般的な融資とは違い、審査が不要です。解約返戻金が担保となるため信用情報や収入照明などの審査プロセスを経る必要がありません。
・返済計画をある程度自由に決められる
契約者貸付制度では返済計画を柔軟に設定出来る事もメリットの一つです。通常のローンとは違い返済期限が厳密に定められていない場合が多く、ほとんどの場合任意のタイミングで任意の金額を返済していくことが出来ます。また返済途中でも追加の貸付を受ける事が可能な場合もあり、状況に応じて柔軟に対応する事ができます。
■契約者貸付制度の注意点
・契約者しか利用することができない
契約者貸付制度は保険契約を結んだ契約者本にしか利用することが出来ません。被保険者や受取人では利用できない点は注意が必要です。
・返済しないと保険が失効してしまう可能性がある
契約者貸付を利用した場合、返済せずにいると保険契約が失効してしまう可能性があります。貸付金の返済を行わずにいると設定された金利に沿って徐々に返済額が増えていき、ある時点で解約返戻金を上回ってしまう可能性があります。保険会社が担保としている解約返戻金を貸付金額が上回ると保険が失効してしまう可能性がある点には注意が必要です。
・保険金と相殺される可能性がある
契約者貸付制度を利用している場合には保険金が支払われる際に未返済の貸付金額が保険金と相殺される事があります。例えば死亡保険金が支払われる際に貸付金が残っている場合、その分が差し引かれて支払われることになります。遺族が受け取る保険金が減額されることになるため、契約者貸付制度を利用してお金を借りる際には返済計画も考え慎重に判断する必要があります。
■まとめ
契約者貸付制度は解約返戻金を担保に保険会社からお金を借りることができる便利な制度です。保険を解約せずに資金調達が可能で、保障を持ったまままとまったお金の貸付を受けることができます。ただし返済が滞ってしまうと保険が失効して保障が無くなってしまう可能性がある点や保険金と相殺される可能性がある点には注意が必要です。契約者貸付制度は自身の状況に合わせて適切に活用するようにしましょう。
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