任意保険の自動車保険で使用される「等級」とは?制度について解説

query_builder 2024/08/27
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こんにちは。町田にある地域密着型保険相談窓口「ほけんの相談 町田玉川学園駅前店」です。


本日は自動車保険に使用される等級とは一体どのような意味なのか?またどのような制度なのか?についてお話させて頂きます。

自動車保険に加入する際には「等級」という言葉を耳にすることが多いと思います。しかし初めて自動車保険に加入する方などはこの「等級」について馴染みがなく、具体的に何を意味しているのか、どうやって決まるのかを知らない場合もあるかと思います。自動車保険の等級は保険料に直結する重要な要素ですので、しっかり理解しておくことが大切です。


■等級とは?

等級とは、任意加入の自動車保険において契約者の保険料を決定する際に使用される指標のうちの一つです。自動車保険の等級は「1等級」から「20等級」まであり、通常は6等級から始まり事故歴(保険使用歴)に応じて上下します。等級が上がると保険料が割引され、逆に等級が下がると保険料が上がります。等級は事故後の保険使用の有無や保険契約の継続年数に基づいて計算され、事故が無い(もしくは事故を起こしたとしても保険を使用せず全て自費で賄った場合)には1年ごとに1等級ずつ上がっていきます。


■等級制度の仕組み

等級制度は事故リスクに応じて保険料を公平に設定するための仕組みです。保険会社は一般的に契約者が事故を起こさず安全運転を続けている場合には事故リスクが低いとみなし等級を上げ、保険料を割り引きます。逆に事故を起こすと事故リスクが高いとみなされ等級を下げ、保険料を上げます。等級が高ければ高いほど保険料の割引率も高くなり、最大で50%以上の割引が適用される場合もあります。またこの制度は契約者が安全運転を心がけるインセンティブとしても機能しています。


■等級はどのように決まる?

等級は、契約者が自動車保険に加入した年から始まります。初めて加入する場合は通常「6等級」からスタートし、事故を起こさず(保険を使用せず)1年間保険を継続すると次の年には「7等級」に上がり、以降も同様に1等級ずつ上がっていきそれに応じて保険料も割り引かれていきます。

しかし事故を起こして保険を使用し保険金の支払い等が発生した場合には等級が下がります。通常3等級ダウンするため、例えば「10等級」の契約者が事故を起こして保険を使用した場合には次の年に「7等級」の下がる事になります。また1年以内に複数回事故を起こして保険を使用した場合には更に等級が下がる場合もあります。


■等級は引き継げる?

等級は特定の条件を満たす場合に限り、他の契約や家族間で引き継ぐことが可能です。例えば車を買い替えた場合には旧車の等級を新車に引き継ぐ事ができます。また家族間で等級を引き継ぐ事も可能で、親から子、または配偶者間で引き継ぐ方もいらっしゃいます。ただし等級の引継ぎにはいくつか条件があるため、等級の引継ぎを考える場合にはまず保険会社へ確認することをおすすめします。


■まとめ

自動車保険の等級と等級制度について解説してまいりました。等級とは自動車保険の保険料を大きく左右する大切な要素です。安全運転を心がける事で等級を上げ保険料を安くしていくことが可能です。また家族間で等級を引継ぐ事が出来る場合もあり、等級を引き継ぐ事で引き継いだ家族も等級に応じた割安の保険料で自動車保険に加入する事ができます。自動車保険に加入する際や等級を引き継ぐ際にはその条件や等級制度について理解し、適切な保険契約を結ぶよう心掛けましょう。

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