学資保険を途中解約する場合の注意点とは?そのリスクについて
こんにちは。「ほけんの相談 町田玉川学園駅前店」です。
町田の地域密着型保険相談窓口である「ほけんの相談 町田玉川学園駅前店」では、保険の加入に迷っている方や保険に関してお困り事がある方のご相談をお受けし、最適な保険のご提案やアドバイスを行っております。
本日は「学資保険を途中解約する場合」についてお話させて頂きます。
学資保険は子どもの養育費を目的に加入される方が多い保険です。
しかし中には子どもが生まれる時に「教育資金について貯めておかないと」と思って急いで学資保険を契約してしまった結果、「内容をよく吟味せずに契約してしまった」「他の学資保険の方が良かった」等と後悔し、途中解約を考える方もいらっしゃいます。
しかしせっかく契約した学資保険ですから、途中解約をする前に学資保険を途中解約する場合のリスクや気を付けたい点について知っておきましょう。
■そもそも学資保険は途中解約可能?
学資保険は契約者の意思と手続きによっていつでも途中解約可能です。学資保険には一般的に保険料払込期間が設けられていますが、それらに関係なく解約する事ができます。
■学資保険を途中解約する場合の注意点
・元本割れを起こす可能性がある
学資保険を途中解約すると元本割れを起こす可能性がある点には注意が必要です。元本割れとは、「払込保険料の合計」が「解約返戻金」よりも高い場合の事です。また契約から日にちが浅い早期の段階で解約する場合、解約返戻金が無かったりごく僅かになる可能性もあります。
学資保険を途中解約する場合にはそうしたデメリットも理解した上で行う必要があります。
・保険料は返還されない可能性もある
半年払い年払いといったように保険料を先払いしている場合、途中解約した時に先払いした保険料のうち未経過期間分の保険料の返還が無い可能性があります。そのため保険料を先払いしている場合には途中解約をする前に保険料の返還について確認しておきましょう。
■学資保険を途中解約する前に知っておきたい事
学資保険の途中解約を考える方の中には「保険料を払う事ができなくなり、仕方なく解約する方」もいらっしゃるかも知れません。
保険は基本的に解約してしまうと元に戻す事はできませんので、「本当は続けたいけど途中解約する」といった方に向けて学資保険を解約しなくても保障を持ち続ける事ができるかもしれない方法についていくつかご紹介いたします。
・自動振替貸付制度
保険料の払込が遅れた場合、多くの保険では払込猶予期間があります。そしてこの払込猶予期間を過ぎても保険料の払込が無い場合には保険が失効します。ただ失効する前に生命保険会社が解約返戻金の範囲内で保険料を自動的に立て替えて契約が有効になるように継続させる場合があります。
それが「自動振替貸付制度」と呼ばれるもので、立て替え額が解約返戻金を上回るまでは自動で保障が継続されます。ただし自動振替貸付は解約返戻金が無い場合や少ない場合には利用できず、また立て替え額が解約返戻金を上回った場合には契約が失効します。立て替えられたお金はいずれ利息を付けて返済する必要がある点も注意が必要です。
自動振替貸付は少しの間保険料の払込を立て替えておいて欲しいといった場合に助かる制度と言えます。
・契約者貸付
まとまったお金が欲しくて学資保険の途中解約を考える場合、「契約者貸付」が使えるかどうかを調べるのも手です。契約者貸付とは、解約絵返戻金の範囲内で保険会社からお金を借りる事ができる制度です。あくまで借り入れのため利息を付けて返済する必要がある点、また未返済のまま解約したり満期を迎えた場合には解約返戻金や満期保険金から貸付額と利息分が差し引かれる点には注意が必要ですが、「今すぐまとまったお金を用意したい」といった場合には選択肢の一つとなる方法です。
・払済保険
「これ以上保険料を払い続ける事が難しい」といった場合には途中解約の他にも払済保険にするという方法があります。払済保険というのはその時点での解約返戻金を元に保険期間を変えずに保障額を減らす方法で、払済保険にすることでこれ以上保険料を払う事無く保障を継続する事ができるようになります。ただ払済保険にする場合には「保障額が減る」点や「特約は消滅する」点には注意が必要です。
※保険会社によっては学資保険の払済保険への変更はできない場合もあるため、もし学資保険を払済保険にしたい場合には保険会社へ確認しましょう。
・減額
保険料の支払いが厳しくて途中解約を考えている場合、保険料を減らせば支払い継続可能であれば「保険金額を減らす」という手もあります。例えば保険金額を300万から200万に減額することでその分保険料を抑える事ができます。また減らした分の保険金は解約扱いとなるため、解約返戻金を受け取る事が出来る場合もあります。
・見直し(特約部分を解約する)
学資保険に特約を付加している場合にはその特約部分を解約することでその分の保険料を抑える事ができます。保険料が負担に感じてしまい途中解約を考えている場合に有効です。
■無理のない保険料設定を
学資保険を途中解約してしまうと多くの場合元本割れを起こしてしまいます。
そのため保険に加入する際には学資保険に限らず保険料支払いに無理が生じない金額となるよう保険料設定をするように気をつけましょう。
ただやむを得ない事情で保険料の支払いが難しくなってしまい仕方なく保険を解約する方ももちろんいらっしゃいます。しかし保険は一度解約してしまうと通常元に戻す事ができません。そのため解約してしまう前に保険を続けて保障を持ち続ける手段を考えることをおすすめします。
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