がん保険は生命保険料控除の対象になる?
こんにちは。町田の保険相談窓口「ほけんの相談 町田玉川学園駅前店」です。
本日はがん保険が生命保険料控除の控除対象となるのかどうか?についてお話させて頂きます。
生命保険料控除とはどういった制度なのか、控除対象となることでどういったメリットがあるのかについてもお話いたしますので、がん保険に対して加入を考えている方も参考にして頂ければと思います。
■がん保険は生命保険料控除の対象になる
がん保険は生命保険料控除の対象となります。
年末調整の際にはがん保険に加入している保険会社から発行する「生命保険料控除証明書」が必要となり、その証明書に記載されている内容を保険料控除の申告書に書き写して申告を行います。
■生命保険料控除とは?
そもそも生命保険料控除とは、1月1日~12月31日までの1年間の間に支払った生命保険料や介護医療保険料等に対して一定の所得控除を受ける事ができる制度です。
■がん保険ではどれくらい生命保険料控除を受けられる?
実際がん保険でどれくらいの生命保険料控除が受けられるのでしょうか?
控除される金額は年間に支払った保険料額によって変化する他、契約締結日によっても変化します。
≪2011年12月31日以前に締結したがん保険≫
2011年12月31日より前に締結したがん保険には「旧制度の一般生命保険料控除区分」が適用されます。
旧制度の計算式は以下の通りです。
年間の支払い保険料等 | 控除額 |
25,000円以下 | 支払保険料等の全額 |
25,000円超 50,000円以下 | 支払保険料等×1/2+12,500円 |
50,000円超 100,000円以下 | 支払保険料等×1/4+25,000円 |
100,000円超 | 一律50,000円 |
≪2012年1月1日以降に締結したがん保険≫
2012年1月1日以降に締結したがん保険には「新制度の介護医療料控除区分」が適用されます。
新制度の計算式は以下の通りです。
年間の支払い保険料等 | 控除額 |
20,000円以下 | 支払保険料等の全額 |
20,000円超 40,000円以下 | 支払保険料等×1/2+10,000円 |
40,000円超 80,000円以下 | 支払保険料等×1/4+20,000円 |
80,000円超 | 一律40,000円 |
■がん保険で生命保険料控除を受ける際の注意点
・保険料の支払いをしていること
がん保険で生命保険料控除を受けるためには実際に保険料の支払いをしている事が条件です。
例えば夫が支払っていて妻が被保険者になっているような契約の場合、実際に生命保険料控除が受けられるのは夫になります。被保険者で保険料の支払いを行っていない妻は生命保険料控除を受けられないため注意が必要です。
・受取人にも条件がある
保険金の受取人が「契約者本人」「配偶者」「6親等以内の血族」「3親等以内の婚族」であることも生命保険料控除を受ける場合の条件のうちの一つです。
・上限額がある
生命保険料控除にはそれぞれ区分ごとに控除可能な額に上限が設けられています。
それぞれの限度額は以下の通りです。
新制度 | 旧制度 | |
一般生命保険料控除 | 40,000円 | 50,000円 |
介護医療保険料控除 | 40,000円 | - |
個人年金保険料控除 | 40,000円 | 50,000円 |
控除上限 | 120,000円 | 100,000円 |
上記の通り受けられる生命保険料控除には上限があるため、上限以上に保険料を支払っていたとしても上限以上には控除を受けられない点には注意が必要です。
■まとめ
がん保険で生命保険料控除を使う事ができるのかについてお話してまいりました。
がん保険は生命保険料控除制度を利用する事ができるため、場合によっては節税に繋げることができる可能性があります。
ほけんの相談 町田玉川学園駅前店ではがん保険の取り扱いの他にも様々な生命保険の取り扱いをしております。
保険に対する税金についてのご相談もお受けしておりますのでお気軽にご相談頂ければと思います。
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