生命保険と医療保険の違いとは?選択のポイントなどについて
こんにちは。ほけんの相談 町田玉川学園駅前店です。
保険への加入を考えた際、「生命保険」と「医療保険」との違いが分からず、どの保険に入ったら良いのか迷ってしまう方もいらっしゃるかと思います。生命保険と医療保険は備えられる内容が違う場合があるため、今回は「生命保険と医療保険の違い」についてお話させて頂きます。
■生命保険と医療保険の違い
一般に、「生命保険」と「医療保険」の大きな違いとしてはその保障内容にあります。
《生命保険》
被保険者が死亡もしくは約款に定められた高度障害状態になった場合に保険金が支払われる保障がある保険を指します。例えば「終身保険」や「定期保険」、「養老保険」などがあげられます。
(後述しますが、広義ではもっと広い範囲の保険を指す場合もあります)
《医療保険》
医療保険は被保険者が病気やケガで入院した場合や手術をした場合などに給付金が支払われる保障がある保険です。医療保険と聞いてもしかすると「公的医療保険制度(健康保険)」を思い浮かべる方もいらっしゃるかも知れませんが、ここでは民間の保険会社が運営する医療保険としてお話します。医療保険は保険会社や保険種類などによって保障範囲が様々です。
■広義の意味での生命保険
生命保険と医療保険の違いについてお話しましたが、実は「生命保険」という言葉は本来広い範囲を持つ言葉です。
そして広い意味でとらえた時には「医療保険」も生命保険の一部として含まれる場合があります。「医療保険」「死亡保険」「介護保険」「生存保険」「学資保険」等々の生きていく中で考えられる「もしもの事態」が起こってしまった場合に給付金や保険金を受け取る事のできる保険を総括して「生命保険」と呼ぶ事もあります。
ただし今回のように「医療保険」と「生命保険」で比較説明されている場合は前述した通り人が死亡した場合の保障を指す事が多いです。そういった時の「生命保険」の意味合いとしては「被保険者が死亡もしくは約款に定められた高度障害状態になった場合に保険金を受け取る事ができる保障のある保険」を指して使用される場合が多く、今回の記事でもそのような意味で使用しお話させて頂きます。
■生命保険の種類
「被保険者が死亡した場合や約款に定められた高度障害状態になった場合に保険金が支払われる保険」の種類にも様々な種類があるため紹介させて頂きます。
・終身保険
終身保険は保険期間が一生涯の貯蓄性のある保険です。解約しない限りは亡くなるまで(もしくは約款に定められた高度障害状態になるまでは)保障が続くため、ほぼ確実に保険金受取人に保険金を渡す事が出来る点が特徴です。また貯蓄性があるため解約時期や契約内容によっては支払保険料総額を上回る解約返戻金を受け取る事が出来る可能性があります。
・定期保険
定期保険は一定期間で保険期間が満期を迎える掛け捨てタイプの保険です。定期保険の保険期間は「〇歳まで」「〇年間」等と期間が決まっており、定められた期間保障を持つ事ができます。満期保険金等は無く、また貯蓄性も無いため基本的に途中で解約しても解約返戻金は無いかあってもごく僅かなものです。そのため同程度の保障の終身保険に比べると保険料が安い傾向があります。
・養老保険
養老保険は死亡保障と貯蓄、両方行える保険です。定期保険同様「〇歳まで」「〇年間」と保険期間が定められており、何事もなく保険期間が満了した場合には満期保険金が支払われます。また保険期間中に死亡もしくは約款に定められた高度障害状態になった場合には保険金が支払われます。終身保険にも貯蓄性がありますが、養老保険は終身保険よりもより貯蓄性を重視した保険と言えます。
・収入保障保険
収入保障保険は定期保険の一種です。定期保険は被保険者が死亡もしくは約款に定められた高度障害状態になった場合に保険金が支払われますが、収入保障保険は満期まで毎月決まった額が保険金として年金のように支払われます。保険金を受け取る事ができる期間は決められた保険期間が満期を迎えるまでのため、保険期間が過ぎるごとに保険金の受取総額は減っていきます。
どの保険も「被保険者が死亡した場合や約款に定められた高度障害状態になった場合に保険金が支払われる」という点では同様ですが、保険期間や貯蓄性の部分などで違いがある他保険商品などによっては入院や手術などの保障を付加し医療保険としての役割を持つ事のできるものもあります。
■医療保険の役割
医療保険は公的医療保険制度ではカバーしきれない費用面の負担をカバーし軽くするために任意加入する保険です。日本では公的医療保険制度を利用することで病気やケガをした際の医療費が1~3割で済みます。また同一月の間に一定の医療費がかかった場合には高額療養費制度を利用することで医療費の払い戻しを受ける事も可能です。しかし保険適用外の治療を受ける場合には全額自己負担になる他保険適用されないベッド代などは入院が長期になるような場合に負担になる場合があります。そうした公的医療保険制度ではカバーしきれない費用について民家の医療保険に加入する事で賄う事ができます。
■まとめ
生命保険と医療保険の違いについてお話させて頂きました。生命保険は広い意味では「医療保険」も含めたもしもの場合に備えることのできる保険という意味です。ただし今回のように「医療保険」と比較する場合には「被保険者が死亡もしくは高度傷害状態になった場合に保険金が支払われる保険」を指して使用される事があります。一方で「医療保険」とは被保険者が入院や手術をした場合にかかる医療費を備える事のできる保険です。
生命保険も医療保険も保障内容が異なるため加入目的に合わせて選択する事が大切です。
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