「個人年金を解約したい」?手続き前に知っておきたい事について解説
こんにちは。町田の保険相談窓口「ほけんの相談 町田玉川学園駅前店」です。
本日は個人年金の解約を検討する前に知っておきたい注意点やポイントについてお話させて頂きます。
個人年金は保険料の払込期間が満了するまで保険料を支払い、契約時に設定した年齢(65歳や70歳など)から年金としてお金を受け取る事ができる保険です。
その特徴から老後の生活資金のために活用する方も多い保険ですが、保険料の払込期間が20年や30年と長期である場合も多く、中には生活環境の変化等によって「解約したい」と考えられる方もいらっしゃるかと思います。
しかし個人年金は払込期間の途中で解約してしまうとデメリットがある場合があり、場合によっては「損した!」と感じて契約したことや解約した事を後悔してしまう可能性も。
ここではそんな個人年金の解約について、知っておきたい注意点を解説いたします。
■「解約したい」?個人年金を解約する際に知っておきたい注意点
・元本割れのリスクが高い
個人年金を払込期間の途中で解約する場合、払込保険料の総額よりも解約返戻金が下回る「元本割れ」を起こす可能性が高いです。
個人年金は貯蓄型の生命保険のため解約した際には一般的に解約返戻金を受け取る事が出来ます(早期解約の場合にはほとんど無い場合もあります)。
解約返戻金は一般的に契約している期間が長いほど高くなり、一方で契約期間が短いほど少なくなります。
・解約返戻金には税金がかかる場合がある
解約返戻金を受け取った際、利益が出た場合には税金がかかる場合があります。
受け取った解約返戻金について前述した元本割れを起こしている場合には利益が出ていないため税金はかかりませんが、元本割れしていないものの利益も少ししかない場合には税金で差し引かれて結局損してしまう可能性がある点には注意が必要です。
・契約者貸付を利用している場合は解約返戻金から差し引かれる
個人年金を解約する際、契約者貸付を利用している場合には解約返戻金から貸付利用額と利息を差し引かれてしまう点は注意が必要です。
・もし入り直す場合は条件が悪化する場合も
個人年金を解約した後に再度個人年金に入りなおす場合には、保険料が上がる可能性があるなど解約前の個人年金よりも条件が悪くなってしまう可能性があります。
■解約を回避する方法はある?
「損をする」と分かっていても「保険料が払えない」等の理由でどうしても解約を選択しなければならないといった場合もあるかと思います。
しかし状況によっては解約以外の解決方法もあるかも知れません。ここではその方法についてご紹介いたします。
・払済保険にする
払済保険とは、その時点での解約返戻金から年金を形成して保険料の払込を止める方法です。
契約を継続させたまま保険料の払込が止まるため、契約時に定めた受取年齢に達したら年金を受け取る事ができます。
ただし保険料の払込を途中で中止する事になるため保険料の総支払額は当初の予定よりも少なくなります。
そのため受け取る事ができる年金額もその分減少する点には注意が必要です。
また契約年数などによっては利用できない場合もあるため、詳しくは保険会社へ直接問い合わせる事をおすすめします。
・減額する
減額とは将来受け取る事ができる年金額を減らして保険料を下げる方法です。
払済保険にする方法とは違い保険料の支払いは止まりませんが支払う必要のある保険料は下がるため、保険料の支払いに困っている場合には解約する前に減額を検討することをおすすめします。
■まとめ
個人年金は途中解約することでいくつかデメリットがあります。
そのため「解約したい」と考えた際にすぐ解約するのではなく、少しだけ立ち止まって検討することをおすすめします。
ほけんの相談 町田玉川学園店では個人年金をはじめとした様々な保険を取り扱っており、保険に関するあらゆる相談をお受けしております。「保険を解約しなくても済む方法はないか」「保険の見直しを手伝って欲しい」等々、お気軽にご相談ください。
NEW
-
query_builder 2024/12/10
-
自動車保険の切り替えのおすすめタイミングとは?メリット・デメリットについても解説
query_builder 2024/12/03 -
赤ちゃんはいつから生命保険に加入できる?必要性についても解説
query_builder 2024/11/26 -
医療保険と介護保険の違いとは?それぞれの保険についても解説
query_builder 2024/11/19 -
自営業者は保険に加入した方が良い?その理由とおすすめの保険とは
query_builder 2024/11/12