生命保険の種類についてわかりやすく解説!
こんにちは。町田の保険相談窓口「ほけんの相談 町田玉川学園駅前店」です。
生命保険への加入を考えている方の中には生命保険の種類が多岐に渡るためにどれを選ぶべきなのかどうか迷う事も多いかと思います。そこで本日は「生命保険の種類についてシンプルでわかりやすく」お話させて頂きます。
■生命保険の基本
「生命保険」とは、被保険者の生命に対するリスクをカバーするための保険です。主な加入目的で多いのは保険種類などにもよりますが被保険者が死亡した場合残された家族の生活費や子どもの養育費、またケガや病気をした際に発生する医療費などの費用の補填などです。これらの保険の目的や特徴により、最適な保険選びは変わってきます。
■生命保険の主な種類
《定期保険》
定期保険は保険期間が10年や20年、もしくは60歳までや65歳までなど、決まった期間の間だけ保障を持つことのできる生命保険です。保険期間が満期を迎えた時には更新することで保険期間を伸ばす事ができますが、商品などによっては更新限度が設けられており、更新限度の場合にはそれ以上更新することが出来ず保障が無くなります。保険期間満了時には保障が無くなってしまうため、一定期間のみ保障を手厚くしておきたいといった方には向いています。
定期保険のメリット:
「保険料が比較的安い」
定期保険は終身保険などに比べると比較的保険料が安い点はメリットです。保険料を抑えて手厚い保障を持ちたい方などに向いています。
「ライフステージに合わせやすい」
定期保険は保険期間が決められており、保険期間が満期を迎えた際には更新することで保険期間を伸ばすことができます。決まった期間のみ手厚い保障を持ちたい場合や満期を期に保険の見直しをするなど、ライフステージに合わせた保障を持つ事ができます。
定期保険のデメリット:
「保険期間終了後には保障が無くなる」
定期保険は保険期間が満期を迎えて更新しない場合には保障が無くなってしまう点がデメリットです。保障が欲しい期間に保障が無くなってしまったり、長期的に保障を持つには向いていない場合があります。
「更新時に保険料が高くなる場合がある」
定期保険は保険期間が満期を迎えると更新手続きを行う事で保険期間を伸ばす事が出来る場合があります。しかし更新する際には通常更新する時点での保険料率や被年齢などから保険料を算出するため、更新前の保険料よりも保険料が上がってしまう可能性があります。
《終身保険》
終身保険は定期保険とは違い保険期間が一生涯の生命保険で、解約しない限りは通常被保険者が死亡するまで保障が続きます。保険期間に満期が無いため満期保険金はありません。また終身保険は一般的に貯蓄性を持っており、解約することで解約返戻金を受け取る事ができる場合があります。
終身保険のメリット:
「一生涯の保障が得られる」
終身保険のメリットとして、加入したその時から一生涯の保障を持つ事ができる点があげられます。定期保険のような保険期間の限りも無く更新も無いため、通常払込が必要な保険料も保険期間中変わりません。
「資産形成にも役立つ」
終身保険は一般的に死亡保障の他にも貯蓄性を持っているため、解約した時に解約返戻金を受け取る事ができ資産形成にも役立てる事ができます。
ただし解約する時期などによっては総払い込み保険料が解約返戻金を上回る元本割れを起こす可能性がある点には注意が必要です。
終身保険のデメリット:
「定期保険よりも保険料が高い」
終身保険は同じ保障内容であれば一般的に定期保険よりも保険料が高くなってしまう点はデメリットです。というのも定期保険には貯蓄性が無く掛け捨てタイプの保険である事に比べ、終身保険には貯蓄性があり保険料の一部を貯蓄に回しています。その分定期保険よりも終身保険の方が保険料が高くなる場合があります。
《養老保険》
養老保険は定期保険のように保険期間が決まっており、保険期間内に被保険者が死亡した場合や約款に定められた高度障害状態になった場合に保険金が支払われ、保険期間が満期を迎えるまで保険金の支払い事由に該当しなかった場合には満期保険金が支払われる生命保険です。
養老保険のメリット:
「死亡保障と生存保障の両方を得られる」
前述した通り養老保険は死亡保障と生存保障の両方を兼ね備えています。保険期間は決まっているため、決まった期間のみ死亡保障を手厚くしておき保険金の支払い事由に該当せず生存している場合にはまとまったお金を受け取りたい場合に養老保険は向いています。
「満期時に保険金を受け取る事ができる」
養老保険は保険金の支払い事由に該当しないまま保険期間が満了した場合に満期保険金を受け取る事ができます。そのため死亡保障を持ちつつ計画的な貯蓄をすることも可能です。加入時に保険期間を調節し、満期保険金を受け取って子どもの大学進学資金にあてるなどの使い方もできます。
養老保険のデメリット:
「定期保険に比べると保険料が割高」
養老保険は満期保険金がある分定期保険に比べると同じくらいの保障内容の場合に保険料が割高であることが多い点はデメリットです。
「一般的に更新ができない」
養老保険は一般的に定期保険のような保険期間の更新はできません。保険期間が満期を迎えた場合には保険期間の更新はできずに満期保険金を支払って保障が無くなってしまう点は人によってはデメリットとなるかと思います。
《収入保障保険》
収入保障保険とは、保険期間中に被保険者が死亡した場合や約款に定められた高度障害状態になった場合に契約時に定めた保険期間の満期まで年金形式もしくは一括で保険金を受け取る事ができる生命保険です。一般的に養老保険のような満期保険金はありません。
・収入保障保険のメリット:
「保険料が割安」
収入保障保険は定期保険や終身保険などに比べると保険料を抑えつつ大きな保障を持つ事が出来る点がメリットです。
・収入保障保険のデメリット:
「受け取る事ができる保険金が少なくなる場合がある」
収入保障保険は万が一の場合には保険期間の満了まで保険金を支払う生命保険です。一般的に支払保障期間があるものの、保険期間が満了する直前に被保険者が死亡するなど保険金の支払い事由に該当する事が起こった場合などには給付金を受け取る事ができる期間が短くなってしまいます。
《がん保険》
がん保険は保障内容ががんに特化された生命保険です。一般的な保障内容としてはがんと診断された際に一時金を受け取る事ができたりがんの治療のための入院や手術などに対して給付金を受け取る事ができる場合が多いです。
・がん保険のメリット:
「がん治療に特化した保障を得られる」
がん保険はがんの治療に特化した保障を得られる点がメリットです。またがん保険は一般的に入院日数には制限が無く、がん治療による入院が長引いてしまったとしても安心です。高額な治療に特化した特約が付加できる場合もあり、より手厚くがんに対して備えておくことができます。
・がん保険のデメリット:
「他の病気やケガには対応していない」
がん保険は一般的にがん以外の病気やケガには対応しておらず、がん以外の病気やケガで入院や手術をしたとしても保険金や給付金を受け取る事ができません。
「免責期間がある」
がん保険には90日や3か月程度の免責期間がある場合が多く、免責期間内にがんが発覚した場合には給付金を受け取る事ができないため注意が必要です。
《医療保険》
医療保険は病気やケガで入院や手術をした際などに給付金を支払う生命保険です。特定の疾病に対する保障を充実させるような特約や商品も増えており、よりニーズに合わせた医療保険を持てるようになってきています。
・医療保険のメリット:
「病気やケガに対する経済的な備えができる」
病気やケガの治療にかかった治療費をカバーしたり、公的医療保険では保障されないベッド代や食事代、交通費などについても補う事ができます。病気やケガの治療をすることで貯蓄を減らしづらい点は医療保険のメリットです。
・医療保険のデメリット:
「給付金や保険金の受取額が決まっていて治療費の全額をカバーできない場合がある」
医療保険には「入院は120日まで」など制限がある場合があり、それらの制限に引っかかってしまい治療費の全額をカバーできない場合がある点はデメリットです。受取額などの上限については保険商品などにも様々なため、しっかりと確認の上加入を検討しましょう。
《介護保険》(ここでは民間の介護保険についてお話します)
介護保険とは、保険商品によって決められた要介護状態になった場合に保険金が支払われる生命保険です。
・介護保険のメリット:
「介護費用の経済的な負担を軽減」
民間介護保険では公的介護保険に入っていない40歳未満の方や給付要件を満たさず要介護状態になってしまった方でも保障対象となる場合があるため、民間介護保険では給付が受けられない方でも経済的な負担を軽減できる場合があります。
・介護保険のデメリット:
「保険金を受け取るためには給付要件を満たす必要がある」
介護保険の保険金の給付要件は商品によって異なりますが、いずれにしても保険金を受け取るためには給付要件を満たす必要があります。そのため加入前によく確認して選ぶようにしましょう。
《個人年金保険》
個人年金保険とは公的年金とは違い民間の保険会社などから加入する年金保険です。一定年齢まで保険料を払い込み、年金の受け取り開始時期になると一定期間もしくは終身に渡り年金形式もしくは一括で年金を受け取る事ができます。
・個人年金保険のメリット:
「老後資金を準備できる」
公的年金の他にも個人年金に加入しておくことで老後資金をプラスで準備しておくことができます。特に公的な年金だけでは老後に不安があるという場合には個人年金のような別途貯蓄できるような保険への加入は選択肢のうちの一つになるでしょう。
・個人年金保険のデメリット:
「受給開始時期が決まっている」
個人年金保険は一般的に「60歳から」「65歳から」など受取開始時期を決めることが出来ますが、ほとんどの場合受取開始時期より前には年金受取はできません。個人年金保険加入時にもし年金の前倒し受取がしたくなるかもしれない場合にはそういった対応が可能かどうかを先に確認しておくことをおすすめします。
■まとめ
生命保険の種類についてわかりやすくお話させて頂きました。生命保険は被保険者の生命に関するリスクに備える保険ですが、その特徴は生命保険の種類や保険商品などによっても異なります。まずは「何のために生命保険に加入するのか」をはっきりさせ、加入する生命保険について検討することをおすすめします。
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