生命保険を途中解約する注意点について解説
こんにちは。ほけんの相談 町田玉川学園駅前店です。
保険に加入する際には現在の状況や将来についてよく考えて内容を吟味して加入することと思います。しかし生活環境が変わって保険の内容を見直しが必要になったり、保険料が払えなくなってしまい契約期間の途中で解約する必要が出てきたりする場合もあるでしょう。
そこで今回は生命保険は途中解約する事ができるのか、また途中解約する場合の注意点についてお話させて頂きます。
■生命保険は途中解約可能?
生命保険は契約者の意思で契約者自身が手続きを行う事でいつでも解約する事が可能です。生命保険の解約は解約に必要となる書類を保険会社や保険代理店に提出する事で手続きする事ができ、解約手続きは契約後すぐにでも行う事ができます。違約金なども無いため、生命保険は解約したいときにいつでも解約する事ができます。ただ解約するタイミングによってはデメリットが大きい場合もあり、解約したことを後悔してしまう可能性もあります。そこで生命保険を途中解約する場合のデメリットについてもお話させて頂きます。
■生命保険を途中解約する場合の注意点
・先払いの保険料は返ってこない場合がある
生命保険の保険料の支払い方法には月払の他、半年払や年払などがあります。6か月分ずつ支払う半年払や1年分支払う年払の場合、途中解約した時に未経過分の保険料が返ってこない場合がある点には注意が必要です。
保険料が返ってくるかどうかは契約時期によって異なり、2010年4月以降は保険法が施行され基本的には未経過分保険料は返ってくるようになりました。しかしそれ以前に契約した生命保険の場合には未経過分保険料が返ってこない場合があり、また保険商品によっては2010年4月以降の契約でも未経過分の保険料が返ってこない場合があるため、生命保険を途中解約する場合には未経過分の保険料についてもよく確認しておきましょう。
・解約返戻金よりも総払込保険料の方が高い場合がある
生命保険を途中解約する場合には払込保険料の総額よりも解約返戻金が少ない場合があります。(元本割れと言います)特に契約してから日が浅い早期解約の場合にはそもそも解約返戻金が無い場合もあり、注意が必要です。
・保障が無くなる
生命保険を途中解約する場合には当然ですが付加されている特約も含めて保障が無くなります。解約手続きが終わってから保険の支払い事由に該当する物事があったとしても支払いはされない点は注意が必要です。また特約も無くなってしまうため「特約で付いていた医療保障は必要」という場合には生命保険を解約する前に医療保険への加入を検討しておきましょう。
・生命保険への再加入が厳しい場合がある
生命保険へ加入するためには健康状態の告知が必要となり、健康状態の告知内容によっては生命保険へ再加入する事が厳しい場合がある点は注意が必要です。
そのため生命保険を途中解約した後、また必要となって新しく生命保険に加入しようと考えた場合でもその時の健康状態によっては希望に合ったの生命保険への加入が難しい場合があります。そのため健康状態へ不安がある方は特に加入している生命保険の途中解約についてよく検討してから決めることをおすすめします。
・保障が無い期間が発生する
現在加入の生命保険を解約して別の生命保険に加入する場合、保障が無い期間が発生する可能性がある点も注意が必要です。生命保険に加入する場合には健康状態等の告知が必要となり、場合によってはすぐに契約できない可能性や希望通りの生命保険に加入できない可能性があります。そのためもし現在加入の生命保険を解約して別の生命保険に加入する場合には保障が無い期間が発生しないよう注意を払って解約を行うようにしましょう。
・生命保険に再加入する場合保険料が上がる可能性がある
現在加入している生命保険を解約し、別の生命保険に加入する場合には保険料が違う可能性がある点にも注意が必要です。生命保険の保険料は加入時の被保険者の年齢によって決定されおり、一般的には年齢が高くなるほどに保険料も上がっていきます。そのため同じ保障内容であっても被保険者の年齢が上がっている場合には保険料が高くなる可能性があります。
■生命保険を途中解約せずに続けたい場合
生命保険を途中解約する理由には「生命保険が不要になった」「他の生命保険に変更する」「保険料が払えない」等、様々なものがあるかと思います。もし「生命保険は途中解約したくないが、保険料が負担で解約するしかない」といった理由で途中解約をする場合には、保険料の負担を軽くする事で生命保険を続けることできるかも知れません。
そこでここでは保険料の負担を減らす方法についてご紹介させて頂きます。
- 特約を解約する
- 保険金を減額する
- 他の生命保険に乗り換える
- 払済保険にする
- 延長保険にする
- 自動振替貸付制度を利用する
- 契約者貸付を利用する
上記でご紹介した方法を取ることによって保険料の負担を減らしたり、「解約返戻金を目的に保険の解約をしたい」といった場合でも途中解約せずにお金の工面を行う事ができる可能性があります。
■まとめ
生命保険は一度解約してしまうと通常元に戻す事はできません。また途中解約するタイミングによっては大きなデメリットがある可能性があるため、生命保険の解約をする場合にはそのデメリットについてもよく理解した上で解約するかどうか慎重に決める事をおすすめします。
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