先進医療特約は重複加入できる?その条件について

query_builder 2024/07/18
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こんにちは。ほけんの相談 町田玉川学園駅前店です。


先進医療特約は既に加入している場合には重複して加入できない場合がある事をご存じでしょうか?

また医療保険やがん保険に加入する方の中には先進医療特約を付加するかどうか迷っている方もいらっしゃるかも知れません。

そこで今回は先進医療特約を重複して加入したい場合やそもそも先進医療特約がどういったものなのか知りたい方に向けてお話させて頂きます。


■先進医療特約とは

先進医療特約とは、通常医療保険やがん保険に追加することができる特約の一種です。

公的医療保険の対象外となる先進医療をした際にかかった費用を特約の上限内で保障する特約です。先述した通り先進医療特約は医療保険やがん保険に付帯するもので、民間の医療保険保険の保障内容の充実のために付加する事があります。また通常先進医療特約は単体での契約はできません。


■先進医療とは

先進医療とは、厚生労働省の認可を受けた高度な医療技術の事。

先進医療は通常公的医療保険が適用されず、先進医療での治療費は全額が自己負担になります。

何が先進医療に該当する治療かどうかは必要に応じて見直しが行われています。

前述した通り先進医療は公的医療保険の対象にならず、費用は全額自己負担です。一方公的医療保険の対象となる治療は治療法や検査法などが決まっている代わりに1~3割の自己負担で済みます。

先進医療は公的医療保険の対象となる治療と併用して行える点も特徴です。


■先進医療特約は重複できるか?

先進医療特約は重複して加入できる場合とできない場合があります。

《先進医療特約を重複できない場合》

・ひとつの保険会社で先進医療特約の重複加入しようとした場合

先進医療特約は一つの保険会社での重複加入はできません。そのため例えば同一の保険会社で「医療保険」と「がん保険」の2つに加入してどちらにも先進医療特約をつけようと思っても重複する事はできず、どちらの保険に先進医療特約をつけるのかを決める必要があります。


《先進医療特約を重複できる場合》

・別々の保険会社で先進医療特約の重複加入をしようとした場合

先進医療特約は別々の保険会社で1つずつ付加する場合には重複して加入することができます。ただし保険金を二重で受け取る事が出来ない場合がある点には注意が必要です。


■先進医療特約の注意点

先進医療特約を医療保険などに付加する場合の注意点について3つほどご紹介させていただきます。

・免責期間について

先進医療特約を付加できるような保険には免責期間がある場合があります。免責期間内に給付金や保険金の支払い事由に該当するような出来事があっても支払いを受けられない可能性がある点は注意が必要です。


・保険金の支払い方法について

先進医療特約は保険会社や保険商品によって支払い方法を選ぶ事が出来る場合があります。中には保険会社が医療機関に直接保険料を支払ってくれる場合もあり、そうした場合にはまとまった費用も不要なため経済的にも安心して治療を受ける事ができるかも知れません。


・保険金の限度額について

先進医療特約の支払いには通常上限がある点にも注意が必要です。特に高額な先進医療を受ける際にはその保険金の上限についても気を付けておくことをおすすめします。


・適用範囲について

先進医療特約は主に「医療保険」や「がん保険」に付加する事ができるとお話しましたが、どちらに付加するかによって先進医療特約の保障範囲が違う場合がある点には注意が必要です。がん保険に先進医療特約を付加した場合には通常「がん」に対する先進医療の保障であることが多く、医療保険に付加した場合にはがんを含めた先進医療について保障している場合が多いです。


・保障期間について

保険期間が「定期タイプ」なのか「終身タイプ」なのかも大切なポイントです。定期タイプの場合は保険期間が決まっており、保険を続けたい場合には更新を行う必要があります。年齢などによって更新にも上限がある場合が一般的なためいずれ保障が無くなってしまう可能性が高いです。一方終身タイプであれば解約しない限り一生涯保障が続きます。定期タイプは更新する度に保険料が上がる場合も多い一方、終身タイプは更新などが無い分加入時から定期タイプよりも保険料が割高であることが多いです。


■まとめ

医療保険やがん保険に先進医療特約を付加する場合、その分保険料が上がります。そのため中には本当に先進医療特約の付加は必要かどうかを悩む方もいらっしゃるかと思います。先進医療特約は万が一先進医療をする場合の治療費の補填となる特約ですので、もし先進医療特約をすることになったとしても生活費等に困らないだけの貯蓄があるような場合には先進医療特約は不要かも知れません。しかし貯蓄が少ない方などもし先進医療を行った場合に生活費に困ってしまいそうな方や先進医療を受けたいのに貯蓄が無くて先進医療を選択できないといった事態を避けたいといったような方は先進医療特約の必要性が高いと言えるかも知れません。

同一保険会社で加入する場合には先進医療特約の重複が出来ない点は注意が必要です。

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