逓増定期保険とは?その特徴やメリット、デメリットについて解説
こんにちは!ほけんの相談 町田玉川学園駅前店です。
弊社は町田にある保険代理店です。保険に関するあらゆるご相談をお受けしており、一人一人に合わせた適切なアドバイスやご提案を通して地域の皆様の安心を末永く守っていけるよう心掛けております。
さて、本日は逓増定期保険についてお話させて頂きます。逓増定期保険とは、主に法人(経営者)に向けた保険です。
経営者に万が一のことが起こった場合や会社の危機に対して備えられる保険となっており、保険期間の経過に伴って保険金額が増える(一般的に5倍まで)点が特徴です。
ここではそんな逓増定期保険とはどのような保険なのか、そのメリットやデメリットについて解説いたします。
■逓増定期保険とは
逓増定期保険とは、契約当初の保険金額が一定ではなく保険期間の経過と共に段階的に増えていく(最大5倍)定期保険です。「逓増」という言葉には「徐々に増える」という意味があり、その名前通りこの保険では保険期間の途中で保険金額が増加します。通常は契約時に定めた一定の年数ごとに保険金額が増えるため、保険期間が経過するにつれて万が一の保障が手厚くなります。特に法人契約では会社の成長やリスクに備えるための資金準備として活用される事が多いです。
この保険は定期保険のため、一定期間の保障の後契約が満了すると保障は無くなります。また通常満了時には満期保険金はありません。
また逓増定期保険の中には解約返戻金を充当することで保険期間を終身に変更する事ができるものもあります。
■逓増定期保険のメリット
・経過年数によって保険金額が一般的に最大5倍に増える
逓増定期保険のメリットとして、経過年数が段階的に増える点があげられます。このため、企業が成長しリスクが高まるタイミングに合わせて保障額を増やす事ができます。例えば事業承継や役員退職金の準備としても活用が可能です。
・解約返戻金のピークが5~10年と早い
逓増定期保険の解約返戻金のピークは比較的早いタイミングで訪れる事も特徴です。一般的には契約開始から5年~10年の間に解約返戻金のピークを迎えるため、この時期に解約すると支払った保険料の多くが返戻金として戻ってきます。
・契約者貸付が利用できる
逓増定期保険では契約者貸付制度が利用でき、契約者は解約返戻金の範囲内で保険会社から貸付を受ける事が可能です。これによって急に大きな額が必要になった際にも保険を解約することなく資金を用意する事も可能になります。
■逓増定期保険のデメリット
・損金割合が低い
逓増定期保険のデメリットとして、保険料の損金割合が低い点があげられます。そのため税務上のメリットを期待している場合には他の保険商品と比較して効果が小さい事がある点には注意が必要です。
・解約返戻金のピークが短い
逓増定期保険は解約返戻金がピークに達するタイミングが早いですが、そのピークは短期間で過ぎてしまうためそのピークを逃すと解約返戻金が大幅に減少するリスクがあります。特にピークを過ぎてから解約すると支払った保険料の多くを回収できなくなるため、解約時期の選定には注意が必要です。
・保険料が比較的高い
逓増定期保険は保険期間の経過とともに保険金額が増加する仕組みがあるため、通常の定期保険に比べると一般的に保険料が高めに設定されている傾向があります。そのため保険料負担についてしっかりと考慮した上で契約を検討する必要があります。
■まとめ
逓増定期保険についてお話してまいりました。
逓増定期保険は保険期間の経過年数に応じて保険金額が増加する仕組みを持つ保険商品で、特に法人契約での活用が多い保険です。しかしメリットがある反面デメリットもある保険でもあるため、契約時には慎重に計画し、会社の経営戦略に合った保険商品を選ぶ事が大切です。
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