生命保険の「転換」とは?注意点を知ってトラブルを避ける
こんにちは。町田にある保険の相談窓口「ほけんの相談 町田玉川学園駅前店」です。
本日は生命保険の「転換」についてお話させて頂きます。
「保険会社の営業員に転換を勧められたけどよく分からない」
「転換を検討しているけどトラブルにならないように注意点を知っておきたい」等々、生命保険の転換について考えている方や転換についてあまり分からないので知っておきたい方もいらっしゃるかと思います。
ここでは転換とは一体どのような手続きなのか、また生命保険の転換の際に知っておきたい注意点について解説いたします。
■生命保険の転換とは?
生命保険の転換とは、現在加入している保険を解約してその保険の積立部分(含積立配当金)を転換価格とし、新しい保険の保険料に充当して加入する方法です。
転換価格は分かりやすく言うと下取り価格のようなもので、車やパソコンの下取り制度のように「古い保険を買い取り、その分新しい契約に安く加入できる」といったイメージです。
■トラブルを避けるために知っておきたい転換の注意点
・保険料が上がる場合がある
生命保険の転換の際には転換時点の被年齢や保険料率で新しい保険の保険料が計算されます。転換前の保険の積立部分を転換価格として下取りして充当する分そのまま加入するよりは保険料が抑えられますが、それでも転換前保険の保険料よりも転換後の保険料の方が上がる場合があります。
・転換前の保険と転換後の保険は同じ保険会社の商品でないといけない
転換前の保険と転換後の保険は同じ保険会社の商品でないといけない点も注意が必要です。現在の保険を解約して配当金を他社の保険商品に充当することはできないため、転換を検討する際には気を付けましょう。
・転換前の保険は無くなる(解約や消滅といった扱いになる)
生命保険を転換する際、下取りに出す転換前の保険は無くなる(消滅する)点にも注意が必要です。生命保険を転換すると転換前の保険は無くなって保障内容についても無くなります。
・転換後は通常取り消せない
生命保険を転換した場合、転換後に元に戻す事は通常は行えません。転換後にやっぱり元に戻して欲しいと思っても戻せない場合が多いため、注意が必要です。
・予定利率が下がる場合がある
転換後の新しい保険は転換前の古い保険よりも予定利率が低い場合がある点も注意が必要です。予定利率によって解約返戻金の増え方や保険料も変わってくるため、「転換前の保険の方が良かった」と後悔しないよう転換の際には予定利率についても慎重に確認しましょう。
・乗り換えの方が保険料が安くなる場合がある
保険商品等によっては転換するより他社の保険に乗り換えた方が保険料が安く済む場合があります。転換を検討する際には他社の商品とも見比べて乗り換えについても一緒に検討することをおすすめします。
・必ずしも転換できるとは限らない
生命保険を転換する際には再度その時点での健康状態等を告知する必要があります。そのため告知内容によっては新しい保険に加入が難しかったり、保障内容が限定されてしまう場合があります。また転換できる生命保険についても条件があるため注意が必要です。
■生命保険を転換する際のメリット
・保険料を抑えられる場合がある
お話してきた通り、生命保険を転換する際には転換前の契約の積立部分を転換後の新しい生命保険の保険料に充当する形で加入します。
そのためその分保険料を抑えて保険に加入する事ができる点はメリットです。
・保障を充実させられる場合がある
生命保険を転換する事によって、保障内容を充実させたり最新の補償にすることが出来る場合があります。保険料を抑えつつ保障内容を新しいものにしたい場合には生命保険の転換は一つの手です。
■まとめ
生命保険の転換についてお話させて頂きました。
生命保険を転換する際にはいくつか注意点があり、知らずに転換してトラブルになってしまう場合もあります。
後から後悔してしまわないよう、転換を検討する際にはメリットだけでなくその注意点についても理解し慎重に検討することをおすすめします。
NEW
-
query_builder 2025/06/10
-
骨折は医療保険に対応している?骨折に備えることができる保険の種類
query_builder 2025/06/03 -
原付バイクの事故も保険は必要?自賠責保険と任意保険の違い
query_builder 2025/05/27 -
地震保険の必要性とは?基本知識と注意点について解説!
query_builder 2025/05/20 -
車両保険とは?わかりやすく基本知識を解説!
query_builder 2025/05/13