「3等級ダウン事故」とはどんな事故？「1級ダウン事故」や「ノーカウント事故」についても解説 | 保険相談窓口を町田エリアで営み基礎知識からご案内する記事を掲載します

こんにちは。町田の保険相談窓口「ほけんの相談 町田玉川駅前店」です。

自動車保険（任意保険）には通常「等級」が定められている事は任意自動車保険に加入されている方の多くはご存じかと思います。しかし中には「等級について詳しく知らない」「等級がダウンする時っていつ？」「等級はどうやったら上がる？」等々、あまり詳しくない方もいらっしゃるかと思います。特にこれから任意自動車保険への加入を検討する方はまだ馴染みが無い場合も多いかと思いますので、ここでは任意自動車保険の「等級」や「3級ダウン事故」を中心に解説させて頂きます。

■等級とは？

「等級」は記名被保険者の事故歴に応じて設定されており、一般的にはノンフリート等級別料率制度によって自動車保険にかかる保険料の割引率や増額率を決めるための区分のことを指します。

初めて任意自動車保険に加入する場合は通常6等級から始まります。加入後、1年間自動車保険を使用しなかった場合には1等級上がり、逆に事故を起こしてしまい自動車保険を使用した場合にはその内容によって翌年の等級が下がります。

等級が上がると保険料の割引率が上がるため保険料が安くなり、逆に等級が下がると保険料の割引率が下がるため保険料が高くなります。また、等級が下がった場合には「事故有係数」が適用され、割引率が下がります。そのため「事故有係数」が適用されている場合は「事故有係数」が適用されていない契約と比較すると同じ等級であっても保険料が高くなります。

「事故有係数」の適用期間は自動車保険を使用した場合に3等級ダウン事故だったか1等級ダウン事故だったかによって異なります。3等級ダウン事故だった場合には翌年から3年間、1等級ダウン事故だった場合には翌年から1年間「事故有係数」が適用されます。

■3等級ダウン事故とは

3等級ダウン事故とは、事故を起こして保険を使用した場合に翌年の等級が3等級ダウンする事故の事を指します。

例えば他の車と衝突事故を起こし相手方の車を壊し対物賠償保険を利用したり、相手方にぶつかったり轢いてしまいケガをさせて対人賠償保険を利用したり、また車を電柱などにぶつけて自分の自動車を修理するために車両保険を利用するといった相手のいない事故についても3等級ダウン事故となります。

このように自動車事故はその多くが3等級ダウン事故としてカウントされます。

■1等級ダウン事故やノーカウント事故について

・1級ダウン事故

1等級ダウン事故とは、保険を使用した場合に翌年の等級が1等級ダウンする事故のことを指します。

例えば飛び石によるフロントガラスの破損や自動車への落書きなどのいたずら、車両の盗難や台風や洪水の被害などが当てはまります。3等級ダウン事故ほどの影響はありませんが、それでも翌年に保険料割引率が下がるため、その分保険料は上がる事になります。

・ノーカウント事故

ノーカウント事故とは、保険を使用しても等級が下がらない事故の事を指します。例えば人身傷害保険のみを使用する場合や搭乗者傷害保険のみを使用する場合などがノーカウント事故として扱われます。また、自分の過失が0で保険会社が相手方交渉が出来ない場合には自分で交渉する事になりますが、変わりに弁護士に交渉を依頼する際の費用の補填として弁護士費用特約のみを使用した場合にもノーカウント事故となります。その他ノーカウント事故に該当する事故はいくつかあり保険会社によっても異なる場合があるため、もし「これはノーカウント事故になる？」と疑問に思われる場合には自動車保険の内容を確認するか、保険会社に確認してみることをおすすめします。

■まとめ

等級は任意自動車保険の保険料を決定する大切な要素です。事故の種類によって等級の下がり方が異なり保険料の上がり方も異なるため、保険の利用についてはよく検討することをおすすめします。