自動車強制保険とは？任意保険の必要性についても解説 | 保険相談窓口を町田エリアで営み基礎知識からご案内する記事を掲載します

こんにちは。町田の保険相談窓口「ほけんの相談 町田玉川学園駅前店」です。

本日は自動車強制保険についてお話させて頂きます。

自動車強制保険とは、いわゆる自動車損害賠償責任保険（自賠責保険）のことを差します。自動車損害賠償責任保険とは原則全ての自動車に対して法律で加入が義務づけられている自動車保険の事で、「強制保険」とも呼ばれています。

この強制保険に加入していない自動車の運転を行うと罰則がある他、加入していない自動車は車検を受ける事ができません。

ここではそんな自動車の強制保険の特徴や補償内容、また任意加入である自動車保険についてもご紹介させて頂きますので、強制保険についてどんな保険なのか気になっている方や任意加入の自動車保険の必要性について迷っている方の参考にしていただければと思います。

■強制保険（自動車損害賠償責任保険）の補償内容とは？

強制保険は自動車事故の被害者救済のための保険です。そのため補償内容も被害者の人身に起こった損害に対するもののみとなっています。

具体的には

・交通事故の被害者の死亡

・交通事故の被害者のケガ

・交通事故の被害者のケガを原因とした後遺障害

に対する補償です。

またこれらの補償には以下の通り支払い限度額も設定されています。

※神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害を残して介護が必要な場合

常時介護：4,000万円（第1級）、随時介護：3,000万円（第2級）

※上記以外の後遺障害

3,000万円（第1級）～75万円（第14級）

参考：一般社団法人日本損害保険協会「自賠責保険」

強制保険の補償内容は上記の通り被害者の人身に対する損害に対する補償のみとなっており、被害者の物に対する損害や自身の人身、物に対する損害の補償はありません。

またご紹介した通り支払われる保険金にも限度額があるため、事故の内容によっては強制保険だけではカバーしきれない場合が多くあります。

そのためこの強制保険の他にも任意の自動車保険に加入し、強制保険だけでは足りない部分の上乗せを行う方も多くいらっしゃいます。

■強制保険に加入していないとどうなる？

強制保険は全ての自動車は原則加入しなければならない保険です。

もし強制保険に加入していない自動車を運転した場合には以下のような処分があります。

・1年以下の懲役もしくは50万以下の罰金

・免許停止処分（違反点数6点）

また、強制保険に加入していない自動車は車検を受ける事ができません。

いずれにしても強制保険に加入していない自動車を運転することは法律違反となり罰則を受けることになります。

■強制保険では足りない部分をカバーする任意保険

お話してきた通り、強制保険には補償内容に限りがあります。

交通事故を起こした場合には強制保険の補償内ではカバーしきれない場合が多いため、そうした足りない補償内容をカバーするためにも自動車の任意保険があります。

任意保険の自動車保険は保険会社や商品、プラン等によっても補償内容が異なりますが、一般的には以下のような内容があります。

・対物賠償

・人身傷害補償保険

・搭乗者傷害保険

・車両保険

■まとめ

自動車の強制保険とは、いわゆる自賠責保険の事を差します。

原則全ての自動車はこの強制保険に加入している必要があり、加入していない自動車を運転した場合には罰則が科せられます。

ただし強制保険には補償範囲や支払いの保険金額に上限があるため、強制保険だけではいざという時の補償としては足りない場合があります。

そうした足りない部分の補償については任意保険でカバーする必要があるため、万が一の場合に備えて任意保険への加入も検討することをおすすめします。

任意保険の補償内容は保険会社や商品等によっても異なるため、自分に必要な補償内容についてよく検討しましょう。

ほけんの相談 町田玉川学園駅前店では自動車保険の取り扱いも行っておりますのでお気軽にご相談ください。お客様の希望に寄り添ったご提案をさせて頂きます。